「グスッグスッ……乱!」


大きな機械とベッドの横に
アヤがすがりついて泣いていた


「……蘭…」


俺は一歩一歩蘭に近寄った


「!!!!」


声にならなかった

そこにあったのは変わり果てた姿の蘭が眠っていた

あの花のような可愛らしい顔はどこにいったのだろう…
もうあの花は枯れてしまったのだろうか…

俺は震える手で蘭の頬を触った


「乱!!
このまま…このまま蘭が起きなかったら…目が覚めなかったらどうしよう!!…グスッ」


「……」


「ねぇ乱!
蘭を救えるのはあなただけよ!!
お願い!!蘭を助けて!!」


俺のせいで、こんなことになっちまった…。

俺が蘭をこんなめに合わせたんだ…。

俺が助けるしなないだろ…。

絶対死なせねぇ…。

蘭は…俺が守る。