「…はい。
至急で止血したんですけど…
…そうですか…」


誰かの話し声が聞こえる


「………」


「…乱?」


その声は確かに俺を呼んだ


「乱!!乱!!!!」


「……!!」


気がつくと見たことのある光景だった


「…病院…」


「ふぅ…気がついたか…」


「…リョウ」


隣りにはリョウがいた。
あの声はリョウだったんだ…


俺…なにしてたっけ…

…蘭…


「!!!!蘭!蘭はどこだよ!??」


そう言って俺は飛び起き
リョウの胸ぐらをつかんだ


「………」


嫌な予感がする…