蘭は他のヤツらと雰囲気が違っていて
いつもの軽い化粧におねぇ系のスカート
秋らしさを感じさせるような七分袖のアンサンブルにふわふわに輝いている長い髪の毛
とても蘭らしく,かわいくて
吸い込まれてしまいそうだった
ついついみとれていると
蘭がこっちに気づいた
「乱~!!
やっときた本日の主役♪」
少し濃いめの化粧をしているアヤと
みるからにヤンキーのリョウも言った
「どこ行くの?」
「やっぱカラオケとか!??」
「どこでもいいよ」
俺は蘭をみることができなくて
サングラスを壁に目をそらしていた
「もぉ!主役が決めてよッ」
そう言って蘭は俺のサングラスを思いっきりとった
「!!!はっ!??」
「乱~キョドってんなよ」
リョウはニヤニヤしながら言った
「ばっバカやろ??
カラオケでいいっつってんだろ!?」
俺は乱暴に蘭からサングラスを取り返した

