彼女は不信に、学年別に色分けされている俺のネクタイを見た
すると安心したような感じで俺に話してきた
「なあんだ!!あたしと同じ1年だったの~!!もう恐い先輩かと思ってドキドキしたよォ」
さっきの怯えた表情とは打って変わり
俺に恐がることなくイキイキとした表情で俺に接してくれた
「ぉ、おう」
彼女はすごく明るかった。
彼女が喋るたびドキドキが止まらなかった。
なんだこの感じ…
「ねえ!!その傷どしたの??まだ新しいみたいだけど…
はいッ!これでふいて」
彼女は俺の口元の血をみてハンカチを取り出した。
「あ…ありがとう。
上のヤツらとはっちまって…」
そう言いながら彼女からピンク色のかわいらしいハンカチを受け取った
そして彼女が呆れた顔でに言った
「はっちまって??
…ああ、怠慢ね
まあ見た目喧嘩しそうだもんね…」
「ッあ、そーだ!!
まだ自己紹介してなかったよね?」
そう言って彼女はすくっと立ち上がり俺の前へ座った。

