**Ran**



「てめぇら
汚ねぇ手で触んじゃねぇ。」


「あぁ?
なに言ってんのか聞こえねぇよ!」


そして大声で叫んだ






「「手ぇ出すなッつってんだよ!!!」」






俺は2年に飛びかかり
思いっきり胸ぐらを掴んで睨みつけた


「いい度胸じゃねえか…」


「久しぶりに派手にやってやるか」


「惚れた女の前でかっこわりぃとこ見せんなよ?」


「乱!!!」


アヤが叫んだ


大丈夫。
普通ならボコボコ以上にしてやるところだが
俺はもう手を出さないと誓ったんだ
ふと俺は蘭を見た


「……」


泣いている。

俺をじっと見て涙を流している

安心しろ
俺は誰一人として殴らねぇから…


「おいおいどーした?」


「こねぇーのかあ?」


「だったらこっちから行くぜぇ~!!」