**Ran**



「…ども」


友達は恐る恐る俺にあいさつした


「ぉ,おう…」


蘭が言った

「そっちはケンカしてサボり?」


「まあな…」


蘭はやっぱりキレ気味に言った


「はぁ……
あのね~ケンカしてもなんにもならないをだよ!??
傷つけあってカッコつけてまた傷つけあって…
それの繰り返しじゃん!
一体なんの意味があんの?
わけわかんないよ」


「あ…うん…」


俺は焦った
正直ここまで蘭がケンカに対して嫌っているとは思わなかった


「乱。
もうケンカとか暴力とか…
バカなことしないで!
お願いだから……」


「……!??」


蘭は涙ぐんできた


「ほんと…やめてよ…」