**Ran**



透き通った聞いたことのある声

振り向くと
教科書類を持っている蘭が立っていた


「蘭…」


蘭が俺に近寄ってきた


「…ッどうしたのよこの傷!??」


「あッいやこれは…」


「またケンカ?
ほんっと飽きないね。」


少しキレ気味だった
それにしても蘭がサボりなんて珍しい


「蘭,サボり?」


「そんなんじゃないよ!
あたしのクラスの男子がもめちゃって
教室がぐちゃぐちゃ…
先生たちもとめられなくて
各自自習になったのよ」


「…ひとり?」


「ううん。
友達もいるよ!
この場所がいいから今さっき連れてきたの」


すると横から蘭の友達が出てきた