**Ran**



キーンコーンカーンコーン..


チャイムが鳴る


「ッお!
俺次の授業には出ねぇと!!」


リョウは起き上がった


「いっててて..
…お前は?」


「俺パスッ」


「秀才は違うってか
んじゃあな!」


リョウは腹をおさえながら校舎へ消えていった


「秀才か…
あ~~ヒーマー…」


そう言って目を閉じると
フワッとあの香りが漂った


「…ッ!」


俺は起き上がり走り出した


「…蘭」