「ん??なんだこの匂い…」


なぜか俺の体はその香りのする方へ動いていた。



「蘭の花か…」



それは蘭の花だった。


蘭の花は美しく咲き乱れ、疲れている俺をさりげなく癒やしてくれた。


「???」


その時俺は蘭の花の向こうに人影が見えた。


「…誰だ…??」


すると向こうから蘭の花に水をやっている女がでてきた。