「ッてか
なんで噂広まらねーんだよ!
お前だって俺と組んでケンカしてたろーがよ!!
なんで俺だけ!??」


「まあまあ
俺は高校になって生まれ変わったんだよ
奇跡的に高校に受かったんだ
中学みてえに時間無駄にしたくねーんだよ」


「にしてはお前
ケンカあんま売られねーよな」


「売られるよ!!
でもやる前からちゃんと
「「降参で~すッ」」
ッつって逃げてっからよ♪」


俺は呆れた感じで言った


「お前も終わったな…」


「なんとでもいいやがれ」


そんなことを言っていると
向こうから五人の男がやってきた
手には金属バットを持っている


「…まじかよ」

リョウが言った
俺は半笑いで口から出ていた血をふいた