数週間後
高校生活にもだんだんと慣れてきて
俺の噂が広がりだした
まあこうなることは分かっていたが…
噂はさまざまだった
中には本当のこともあったし
全く違うこともあった
「「北崎乱ッて不良の息子なんだ」」
「「見れば分かるよ~
いかにもッて感じ…」」
「「キレやすくて
誰でも構わずボコボコらしいぜ!」」
「「つるんでる奴らは
みんな暴走族とか!」」
そして俺の前には2,3年のやつらがケンカを売りにくることがまた多くなった
「ッくしょ~いてぇよ!!」
ざけんなよ!!!!!
返り討ちにあうクセに
俺様に挑戦するたあ百億万年はえんだよッ!!ったく。」
そういって俺は木陰に倒れ込んだ
するとひょこっと横から
リョウがでてきた
「おぉ乱ちゃん♪
今日も派手にやられちゃいましたなあ!」
「うっせーよ!!
1対7だったんだぞ
さすがに何発かくらっちまった」
「それでも勝ったんならいーじゃん♪」
俺はリョウを睨んだ。