「…そっか
サンキュ!」
「ううん!!
ッあ!そうだ乱!アド教えてよ☆」
それは俺が言うはずだった
勝負ごとには負けたことのない俺だったが
どうやっても蘭には勝てない気がする
「あッああ!もちろん!!」
俺たちはアドレスを交換した
「ありがとッ!
んじゃ今日の夜でも早速メールするね♪」
「あぁ」
こんな一言でも
内心は有頂天だった
蘭とメールができるなんて
俺は幸せだ!!
「ふふッ
それじゃあね☆」
そう言ってあの蘭の花のような笑顔を残して蘭は向こうへ行ってしまった
「…なんでこんなにドキドキしちまってんだよお…」

