**Ran**



「リ、リョウ!
これッてコクるんだよな!??」


俺は今日貸してもらった彼女からのハンカチを握りしめた。


「おいまて!!はやまるなッて!
こーゆうのはタイミングが必要なんだよ♪」


「たいみんぐ??」


「そうだ。
まず、その子のアドを聞けッ!!」


「よしッ!!アドだな!!!」


「おうよ!
んで、メールして、
電話して、
お互いのことよく知り合えたらコクれ」


「分かった。明日聞いてやッぞ!!」


俺は思わずガッツポーズをした。