「君達、仲いいね」

「ん?当たり前っしょ」

今まで黙っていたライフセーバーが口を開いた

「だって、アタシの友達だし。
なー?」

「まぁウチ等なんだから、当然なんじゃない?
その分、馬鹿してるけど」

「みんなで色々したもんね。
昨日なんて、いきなりイキが花火したいって言ったから、公園で花火したしっ」

「私達、毎日笑って、毎日何かしてるよね。
あ、でもその花火の後、知らないおじさんに追いかけられたね」

「あー、そいや鬼ごっこしたな。
でも花火は、愛美がちゃんと、掃除したのに」

「最後には四人で掃除したよね。その後におじさん来て…」

「清香が足遅くて、捕まった!」

「みんなウチの事置いて行くし!」

「捕まりたくない」
「捕まりたくないし」
「捕まりたくないもん」

「息合わせて言うなっ」

「でも最後にはみんな、おじさんに捕まったもんね」

「間宮が、『清香、可哀相』って笑いながら言って
愛美がそれに乗ったんだよね」