奏は、優しいから。 皆に、平等に…本当に優しい人だった… 奏の時間はもう止まっている。 私の時間も動いているが、もう止まったと言っても過言ではない… いつから、奏の声聞いてないんだっけ。 奏の笑った顔見てないんだっけ。 確か… そう、2年前…私達が15歳の春だった…