「まさか…本気じゃないわよね?あの娘の事は色々調べたわ」 「調べたっつーより…一樹から聞いたんだろ。それしか考えられん」 「………何年も何年も他の男に身体を売って今まで生きて来た女のどこがいいの?それしかする事のない女のどこがいいの?」 「…それはお前も同じだろ。俺は過去に縛られたくないだけだ。過去は過去。これからが大事なんじゃないのか?それぐらいお前もわかってんだろ」 やっぱり一樹だったか…。 ここに美月が来た時点で 何かおかしいとは思ってたが…。 一樹だったとはな…。