玄関を開くとその前には………。 「………美月…?」 「お久し振りね。二年振りぐらいかしら」 「……何でおまえが」 「あら?一樹から聞いてない?私、今日からここで働くのよ」 相変わらず冷ややかな笑みを浮かべると 遠慮もなくズカズカと 屋敷へ入る美月…。 一樹………アイツ…。 何考えてやがる…。