「サイズは合うと思うけど…どうせまた買いに行くんだから取り敢えず入ればいいよな」 「うん。ね、ね。どれ着てもいいの?全部、私の為に買ってくれたの?」 「当たり前だ。変な事言う奴だな」 「そっか。ありがとう」 「リビングに居るな」 寝室を出てリビングにある テーブルの上の小さな箱を手に取った。 結衣は……喜んでくれるだろうか…。 俺の事…受け入れてくれるだろうか…。 「…柄にもねぇな」 柄にもなく緊張する…。 俺って…こんなに気が小さかったっけな。