みるみるうちに大人しくなり,笑顔に変わっていく


そして明日のために…初音の洋服とかがいることを言うと母さんは張り切ってデパートに向かってくれた


ここからは俺の出番はほぼなし


母さんの方が初音のこと知ってるから口出し出来なかった


買い物が終わったのは閉店間際


俺が持ったされているショップの袋には,初音に似合いそうな花柄のワンピースに白のファージャケット


ヒールの低いブーツと小さなバッグが入っている


まぁ正直重いし,袋は多いし,せめて1つにまとめてほしかったとは思うけど


明日初音の笑顔が見られると思えばなんてことないように感じる


明日のために今日は母さんの所に泊まる


ちゃんと静に連絡を入れて


本当は今日,予定はあったんだ


嬉しいことに静との


でも初音を優先したんだ


たった数ヶ月しか経っていないのに,いつの間にか初音は特別な存在になっていた


もしかしたら……


その夜は中々眠れず,そんなことばかり考えているうちに夜が更けていった