だからか俺も言わないようにしていた
やっぱ無意識に分かってたんだろうな
初音のそういう気持ちを
けどさ…
「また明日な!」
もう気は遣わない
一瞬躊躇う表情を見せた初音だけど
「うん!
また明日ねっ」
って言ってくれたんだ
すっげ嬉しくて
泣きそうになった
「台風来てもくるし!!」
泣き顔は絶対見られたくなくて必死で堪えた
ちゃんと笑えてたか微妙だったけど
そのまま仕事上がりの母さんの元に向かう
「音緒っ」
病院の外に出ると車の中から叫ぶ母さん
無言で車に乗り込むと『何かいいことでもあった?』と聞かれた
「初音が約束してくれたんだ」
すると母さんは顔を手で覆い『ありがとう』と呟いた
視線を横にやると肩を震わせて泣いていた
母さんにとって初音は特別なんだと思う
俺は気付いてないふりをして母さんが泣き止むまで携帯を眺めていた
やっぱ無意識に分かってたんだろうな
初音のそういう気持ちを
けどさ…
「また明日な!」
もう気は遣わない
一瞬躊躇う表情を見せた初音だけど
「うん!
また明日ねっ」
って言ってくれたんだ
すっげ嬉しくて
泣きそうになった
「台風来てもくるし!!」
泣き顔は絶対見られたくなくて必死で堪えた
ちゃんと笑えてたか微妙だったけど
そのまま仕事上がりの母さんの元に向かう
「音緒っ」
病院の外に出ると車の中から叫ぶ母さん
無言で車に乗り込むと『何かいいことでもあった?』と聞かれた
「初音が約束してくれたんだ」
すると母さんは顔を手で覆い『ありがとう』と呟いた
視線を横にやると肩を震わせて泣いていた
母さんにとって初音は特別なんだと思う
俺は気付いてないふりをして母さんが泣き止むまで携帯を眺めていた


