「別におかしくない
 俺はこれからもそのペースで来るつもりだけど??
 もちろん今回みたいに急用がある時は別だけど」


俺ってこんなやつだったか?


初音に関わって俺は自分の新たな面を見つけていく


やっぱ初音は不思議



「俺約束する」


「約束嫌い…
 いつも…誰も守ってくれないもん」


あ…


何かしてあげたいとか柄にもなく思うのは


柄にもなく必死になってしまうのは


こいつが昔の俺にそっくりだからなのかもしれない


多分会話とかの端々で感じてたんだ


だから俺は…



「絶対守る
 俺だけは絶対守るから」


初音にも味わせたい


人を信じること


信じてもらえることの喜びを


約束は信頼してないと出来ないから


俺たちにとっての約束って軽いもんじゃないんだ



「俺も同じだったんだ
 初音と同じ
 でも変わったよ
 約束を守ってくれる人が出来た時から」