「春海、警察来る前に行くぞ。」
「おう、」

三人の男をのした後、立ちすくむ男子生徒を見た。あんぐり口を開けて、あたしをみてる。

「間抜け面。」

聞こえるか聞こえないかの声で呟いてから、あたしは拓巳と共に人混みにまぎれた。





こんなことは日常茶飯事。子どもだからって莫迦にしないで。