あたしはまた夜の歓楽街に足を運んでいた今日はあたし一人。特効服着てるから、誰も声を掛けてこない。快適。


ふと、この前和臣と出会った場所まで来た。あそこに場違いな男が立っていたんだ。そうちょうどあんなふうに……って…


「和臣!」


私は道の真ん中で彼の名を叫んだ。