自分の立場をわきまえず、あたしなんかと口を聞く、学校のトップ。あたまわる。



そういえば、初めてあったときと今日じゃ雰囲気が違ってたな。なんでだろ。



『春海!』



人懐っこい彼の名は…



「かずおみ…」
「あん?」
「佐渡和臣って言ってた。」
「へえ、サワタリね。」



拓巳は少し目を細めて、遠くを見た。