今日は、不快なことばかりだった。結局屋上をあとにして、教室には行ってない。そのまま家に帰ってバイクを出した。



宛もなくふらふら走っていると、意味のないストレスは薄れていった。



ほんとうに無意味だ。



拓巳は相変わらず溜まり場に一番早くにいて、あたしに軽く右手を上げる。