「言いたいことは言ったわ
聖一郎さんだって男なのよ
それも感情のある人間の男なの
いくら15歳のガキに捨てられた魅力のない女だろうが…
かろうじて21歳の男に拾われたのよ
アナタが果たすべき責任は、きちんと果たしてよね」

「はあ?
果たすべき責任?」

私は首をかしげた

「その何の魅力のない身体を、それなりに…どうにかして…魅力的に魅せろって言ってるのよ
整形しろとは言ってないんだから
まずは色気のある下着でも身につけて、聖一郎さんの寝室にもぐり込むくらいしなさいよ」

「なんでですか?」

どうして私がそこまでしないといけないのよ!

「はあ? 何のためにアナタがここにいるのよ?
何のために、聖一郎さんがここに帰ってくるの?
そんなこともわからない女だから、15歳のガキに振られるのよ」

なんか…さっきからすっごい馬鹿にされてる気がするんだけど!