私はぱちっと目を開けると、ペットボトルを持っている有栖川が私の唇にキスをしていた

え?

ええ?

なんで?

口の中に、何かが入ってきた



お茶だ

…て、何で?

「ちょ…何をするのよ」

私は有栖川の頬を思いきり叩いた

「痛いです」

有栖川がペットボトルで、叩かれた頬を冷やした

「お茶があるなら、普通に頂戴よ!」

私は有栖川から、ペットボトルを奪うとごくごくと喉を鳴らしながら、飲み始めた

美味しい!

冷たくて、幸しぇー

ああ、お茶ってこんなに美味しいんだね

苦いだけじゃないんだね!