桃びる



「目立ってたから」

春は、少し肩を竦めた。

そんな芝居がかった仕草を
高い声の女は見逃していた。

『本当に?!やった!!』

そして、また、はしゃぐ。


『はぁ、言えよ!』

ハスキィな女のいらだつ声。


うんざりとした、空気が、
4人を、新たに、包み込んだ。