「最近の…、 マイブーム…かな」 その言葉が春らしく なくて、彼は春を 振り返った。 春は缶を目の高さまで 持ち上げてラベルと にらめっこしていた。 先ほどの言葉に、 特に意味があるわけでも なさそうだった。 彼は、すぐ傍にあった 椅子に腰かけた。 そして、春の後ろ姿を、 じっと、見つめていた。