こんなこと聞くのは非常識かもしれない。

だけど

聞かずにいられなかった。




先生は今までそれで凄く苦しんできた。

辛い思いをたくさんしてきた。


よく分からないけど


きっと一人ぼっちっていうのは

真っ暗な闇の中にいるのと同じだと思う。




きっと今先生が見ている夢だって・・



「あの子から聞いたのね」

大きなため息をつく。

今にも泣きそうな顔。

「はい」


何か決心が付いたのか


「話すわ、私達が何故離れなければいけないのか」


そう言って口を開いた。