朱雀は本を読んでいる。 題名はブックカバーで見えない。 『朱雀…』 「何だ?」 朱雀は返事はするが視線は本に注がれたままだ。 『もしかしたら私の事…嫌いになったりとか…』 あくあは小さい声で聞いてみる。 「?んなわけねぇだろ。何言ってんだお前は。」 『だって…最近私がくっつくと離れて、私より先に寝ちゃうし、目をあまり合わせなくなった!』 「Σうぐっ!」 そうなのだ。あれ以来朱雀はあくあを意識し過ぎていた。女として。