兄カレっ!!


「……ったく、何なんだアイツは。」

朱雀はため息をつくと自分も夕飯を食べに部屋を出た。


「…?何か、違和感が…」


いつも一緒だったあくあは今一人でいじけてないだろうか、変人ぞろいの料理人達に絡まれてないだろうか…。

朱雀の脳内にたまっていく不安と心配。


まさに

離れてわかる大切さ。



「恋愛感情…血が繋がってない…か」


Σ( ̄□ ̄;)!?



「Σはっ!いやいやいや、いくらシスコンだからってそれはないないない!」


朱雀は頭をブンブンふる。