兄カレっ!!


一方、あくあを怒らせて罪悪感がつのる男が一人。


「あー…俺完全に嫌われちまったよな!?」


独り言をぶつぶつと言いながら部屋をうろうろする朱雀。


「謝りに行くかぁ…」


「待てぃ。」


「あ?」



近くから聞こえた声の方を見るとそこには雅也がいた。



「お前いつからいた!?」


「あー…俺完全に嫌われちまったよな!?くらいからだな。」


「で、出ていけっ////」


朱雀は顔を赤くして雅也の背中をドアの方へ押した。

「気が付かない朱雀が悪いんだよ。」


雅也は口を尖らせている。