数分もしないうちにあくあは食堂へと出てきた。 食堂は旅館の客や仕事を持て余したものたちでにぎわっていた。 『えーっと朱雀は…あ、いた!』 あくあは朱雀を見つけるとすぐに駆け寄った。 「お、きたか。これ、朝メシだ。」 『あ、ありがとう!』