兄カレっ!!


『しっかし旅館なのにこの部屋は洋室でベッドが無駄にあるんだね』

「悪かったなベッドが無駄でよ…」

少し拗ねたように朱雀は答える。

「ここが洋室なのは訳があってな…ま、たいした事ねぇから気にすんな!」


『あ、うん。……あ、あのねっ朱雀!』

「何だ?」

朱雀も自分のベッドへと潜り込む。