二人はやっと旅館に帰ってきた。


「あくあ、親父に女将に会えって言われてただろ?この廊下の右側の部屋にいるはずだから行ってこい。」


『あ、うん!』



あくあは朱雀と別れ女将の部屋へと向かう。


『あ、あった♪ではでは…失礼しまーす!』


ふすまを開けてあくあは元気良く部屋へと入った。