キーンコーン――― 「あくあーっ!」 『なぁに?みきー』 両手を広げて駆けて来るのはあくあの友達のみきだ。決して変な子ではない。 「私彼氏出来たぁーっ♪隣のクラスの人なんだけどって何よその顔!?」 『へっ!?あ、良かったじゃん♪♪』 「取り繕っても遅い!明らかに苦笑いしてたー!」 『ごめんねっ;私恋愛とか恋バナ苦手っていうか無縁っていうか;』