「まずは俺の親父に会ってもらう。」 長い廊下を歩きながら朱雀は言う。 廊下を進むほどあくあは不安になってくる。 『見ず知らずの私みたいなのが本当に家族になっていいのかなぁいででっ!』 朱雀は急にあくあの頬をつまむ。 「そんな心配いらねぇよ。大丈夫だから余計な不安持つな、うっとうしい。」 『わ、わかっかからはなひれ;(わかったから放して)』 そう言うとあくあはやっと解放された。