兄カレっ!!




「お前の家の事情なんてわからないし、言いたくないんならそれでいい。」



朱雀の言葉ひとつひとつが今までにないくらい優しく胸に響く。




『わ、私。家族になっていいの…?な、んで朱雀は会って間もな、い私に優しくするの?』


あくあの涙はすぐそこまで来ていた。



「…ほっとけねぇからだよ(ボソッ」




『え?』