『なに、どっか出かけんの?』
――こんな朝早くから?
そんなあたしの疑問にゆうやは
「は?
お前を家に送りにいくんだろうが」
・・・・・・ほえ?
イエニオクリニイク――?
家に・・・?
『いやいやいや!!
結構です!!』
「何言ってんだよ。
昨日みたく、変な野郎に絡まれたらどうすんだ」
いや―――!!
あれ位なら、あたしでも平気で倒せましたから!!
別に、イカ男くらいならあたしにも倒せますから!!
だから――っ
「だいたい、お前ここからの帰り道、分かんのか?」
『わ、分かるに決まってんじゃん!!』



