「ふぅ~!」
やっと収まった
そういいながら、ベッドに座りなおすヤツ。
あたしは、そのまま床に座りなおす。
「あけのゆうや」
『・・・は?』
「だーかーらーっ!
俺の名前、朱野裕也!!」
『はぁ・・・』
「で?」
『は?』
「だからぁ!!
あんたの名前は!?」
『あ、あぁ・・・。
内田姫、です』
「ひめ・・・?」
『そうですけど・・・
なにか?』
だいたい、この先のセリフは予想がついている。
「似合わねー!!!」
『言われなくても分かってるわよっ!!』
しょうがないじゃない!
親が勝手につけた名前なんだから!
あたしが好きで名乗ってるわけじゃ無いっ!!



