あたしは目を見開き、ただ突っ立っていた。










「テメー!!


離しやがれっ!!」








いか男(いかつい兄ちゃんの意)は、

キレた口調で言う






「別にいいけど・・・」





――ギリリッ






「あだだだだっ!」







「もう一度、こんなことするようなら・・・


分かってるよね?」







そう言って、イケメンくんは

絶対零度の微笑みで、いか男を見た








「ひ、ヒイッ!」









そしていか男は、一目散に逃げて行った――