突然横からニュッと腕が伸びてきた




その腕は、いかつい兄ちゃんの、
あたしを殴ろうとした腕をつかみ



「いででででっ!!」




そのままつねり上げた。






「女の子に暴力は、関心しないね」






少し低めの、ハスキーボイス



その声につられて、顔を上げると――






『っ!!』







そこには、俗に言う


―イケメン―


が、いた・・・。













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