あたしが瑠依クンに連れて来られた場所 それは この時期には使われない プールサイドだった カルキの匂いが微かに残っていて 水泳大好きのあたしにとって 『泳ぎたい!』という気持ちを強くする場所 「いい加減に 腕離してよ!」 「・・・うるせーな」 瑠依クンはめんどくさそーに あたしの腕を離してくれた ほんのり赤くなってる腕 もう!!どんだけ強く握ってんのよ!!