和也は、ふき気味に
「俺さ、お前のこと好きなんだけど・・・。
なのに、龍ってやつと付き合ったんだよな?」
和也の声は怖かった。普段と違っていた。
和也があたしのことを好きだって知らなかったのに、
和也の口調はあたしのことを攻めているような感じだった。
「ごめんなさい!和也とは、付き合えない。
龍が好きで付き合ってるから・・・。ごめんね。」
あたしは、精一杯和也にあたしの気持ちを伝えたつもりだった。
けど、和也は低い声で
「・・んでだよ!!」
そう言ってあたしは、顔面を思い切り殴られた。