「S大だよ!イケメンぞろいらしいよ~。」
樹菜の言葉に、一瞬固まってしまった。
だって、その大学は中学のころ好きだった人が通ってる大学だからだ。
突然、後ろから声をかけられた。
「おい、相川!お前、賭けに負けたんだから俺の雑用するって言っただろ!
 合コンなんて、行ってる暇ねーだろ!」
はぁ。毎回々、合コンに行こうとするたびに声を掛けてくるし!
少しは、和也以外の男と触れ合ってみたいわ!
「和也~!!結衣のこと好きだからって、合コンをとめないの!」
樹菜は、笑いながら楽しそうに微笑んだ。
別に、和也に興味はないから
「そんなわけないじゃん。樹菜が好きなんじゃね?」
あたり前のように口にした。