あるときから私は

「もぅ、退部したいよ…」



なんて思うようになった。



私にとって「退部をする」
というのは考えられないことだと信じきっていたために...




朝から冴えない私の顔を見て、テニス部で親友のあおいが話しかけてきた。


「どしたの?潮美、最近元気ないけど。」



「え??…あのね、実は...」