うそ…っ
だってママとパパ、あんな幸せそうに出ていったんだよ…
私はすぐにタクシーを呼んだ
でもやっぱり1人で行くのは怖かった…
頼れるのは…
私は自然と隣の部屋のインターホンを押していた
「あらっアズちゃん。どしたの?…!?アズちゃん!?何かあったのっ!?」
涙でぐしゃぐしゃの顔を見て翔ちゃんママは驚いている
「ママ…とパパが…っうぅ〜」
「事故に‥あったっ…て…」
「えっ!?本当に!?アズちゃん、しっかりね!!タクシー呼んだ?」
「うん。ごめんなさい…1人で怖くて…っ」
「いいのよ。そんなこと!さっ行こうね!」
「翔〜!!ちょっと来て!!」
「なんだよ!?…ア…ッズ?どうしたんだよ?」
「アズちゃんのママとパパが事故にあったらしいのよ…一緒についていくから準備して!急いで!!」
「わかった!!」
「すみません…」
「大丈夫よ。私達がついてるからね!」
それからタクシーは病院へついた
走ってママとパパの元へ向かう
別々の部屋にいるらしい2人…
パパはすでに…息を引き取っていた
ショックを隠しきれない私を翔ちゃんママは
「アズちゃん!ママのとこ行くよ!」
私の手を引きママの病室へ向かう
「ママっ!!」
ピッピッ
と機械音が響く部屋…
「ママッ!?ママッ!?」
何も答えない…

