｢ただいまぁ！｣
｢お帰り〜遅かったわね。ご飯食べなさい！｣
ママがリビングから呼んでる
その声を聞いた瞬間に、私の枯れたはずの涙が次々に頬を伝って地面に落ちる
｢うぅ…ぅっ…｣
玄関にしゃがみこんで溢れる涙を拭う
私がいつまでも入ってこないので不思議に思ったママが玄関まで出てきた
｢梓っ!?どうしたの？？｣
私は何も言えなかった…
ただ泣くことしかできなかった…
｢梓!?何があったか言える？｣
私は黙って首を横に振るしかできなかった
ママは私をじっと見つめると
｢まさか…っ｣
そういうとちょっと見せてといいながらブラウスのボタンを胸まで開けた
