さんかく、しかく。

紗穂には、彼氏がいた。

二人は月記念日のたびに、お互いの伝言板に書き込みをしていて、あたしは何度か日記を読みにいっていた。

日記に綴る彼の言葉が、あたしは好きだった。


彼の名前は弘樹。

紗穂の彼氏。